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教育コラム 2026.05.23

梅雨入り前に済ませたいキズ修理
板金塗装一筋の代表が見てきた『雨でサビが広がる本当のスピード』

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梅雨入り直前、雨に濡れた車体に残るキズと早期サビの兆候 — Poright

「ちょっとした擦り傷だから、夏が終わってから直そうかな」── そう仰っていたお客様が、9月にもう一度ご来店された時には、もう板金では収まらない状態になっていた。これは Poright で何度も繰り返し見てきた光景です。
愛知県一宮市の自動車板金塗装専門店「株式会社Poright」の代表 緒方は、1992年生まれの34歳。18歳でこの世界に入り、以来板金塗装一筋でやってきた職人です。Porightの現場作業はすべて代表自らが手を入れていて、これまで16回の梅雨を越えてきた目から見ると、雨季の3ヶ月でサビが進む距離は、乾季の半年分とほぼ同じです。

雨でサビが広がる、本当のメカニズム

「車のキズって、雨が降るとどうなるんですか?」── ご相談の際、よく聞かれる質問です。お客様の多くは「水がかかる → 錆びる」という単純なイメージをお持ちですが、実際の現場で見ているのは、もう一段深い現象です。

塗装が剥がれた金属面に水分が触れると、まず表面に薄い酸化膜ができます。ここまでは数時間。問題はそこから先で、雨水に含まれる微量の塩分・酸性物質・大気中の硫黄成分が、その酸化膜を「溶かしながら下に進む」現象が起きます。専門用語では「電気化学的腐食」と呼ばれますが、要するに「サビは表面でなく、内側に向かって増殖する」ということです。

乾燥した季節なら、酸化膜が表面に留まっている時間が長いので、磨きで対処できる範囲に収まることが多い。けれど梅雨に入ると、毎日のように湿気と雨にさらされ、金属の下に水分が「住み続ける」状態になります。これが、雨季にサビが急速に広がる本当の理由です。

塗装の傷から金属層に水分が浸透し、サビが内側に広がる電気化学的腐食のマクロドキュメント

Porightの代表 緒方が見てきた、雨季のサビ進行スピードの実態

具体的な数字でお話ししましょう。Poright で過去5年分の修理データを振り返ると、5月に「板金で十分」と診断した擦り傷が、6月中旬以降に再来店された場合、約4割は「パネル交換が必要」な状態に進行しています。

一例として、昨年(2025年)の6月、一宮市内のアルファード(GGH30W)のお客様から、リアフェンダーの擦り傷修理でご相談をいただいた事例があります。最初に拝見したのは5月の初旬で、その時点では 板金塗装¥38,500 の見積もりをお出ししていました。

ところが「梅雨明けに作業しよう」と一旦見送られ、7月下旬に再びお持ちいただいた際、傷の奥に深いサビが進行していて、最終的には パネル部分交換+下地処理+塗装で¥154,000当初見積もりの4倍です。代表の緒方は「あと2ヶ月早ければ、確実に半額以下で収まった」と仰っていました。

特に進行が早いのは、以下のようなケースです:

逆に進行が比較的緩やかなのは、ボディの上面(屋根・トランクの上)の点サビです。重力で水が留まりにくく、太陽光で乾燥もしやすいためです。とはいえ「放置していい」わけではなく、半年〜1年単位では確実に広がります。

アルファード(GGH30W)リアフェンダーのサビ進行修理事例 — Poright 工場の修理現場

梅雨入り前に確認すべき、3つのチェックポイント

では、梅雨を前に何を見れば良いか。Poright が普段からお客様にお伝えしているのは、以下の3点です。これは特別な道具や知識は要らず、ご自宅で5分でできます。

1. 駐車場・通勤動線で擦りやすい場所をチェック

塀の角、ガードレール、駐車場の柱、ブロックの段差 ── ご自身の動線で「ヒヤッとしたことがある」場所を思い出してください。多くのキズはその近辺で発生します。バンパーコーナー、ドアの下半分、リアフェンダーは特に多発エリアです。

2. 指の腹で触って「凹凸」を感じるかどうか

見た目に色が落ちて見えるだけなら、塗装の摩耗だけで済んでいる可能性があります。一方、指で触って凹凸を感じる場合は、塗装層が剥がれ、下地(プラサフ層)または金属面まで達している可能性が高い。後者は梅雨前に直すべきラインです。

3. 既存のサビ点を写真に撮って、5月と6月で比較

既に小さなサビ点がある場合は、今のうちにスマホで写真を撮っておいてください。同じ角度で6月にもう一度撮影すれば、進行の有無が一目でわかります。Poright にご相談いただく際も、その2枚があれば「梅雨前なら板金で対処できる範囲」を即座にご判断できます。

5月の閑散期に Poright 工場で稼働する塗装ブース — 短納期対応の様子

5月中の修理は、料金面でもメリットがあります

実は5月は、板金塗装業界では比較的「閑散期」にあたります。GW明けから6月の梅雨入りまで、車の修理需要が一時的に落ち着くタイミングです。Poright でも、この時期は工場稼働に余裕があり、納期を短く設定できることが多いです。

具体的には:

7月の長雨に入ると、塗装の乾燥工程に時間がかかるため、納期は自然と1.5倍ほどに延びます。「同じ修理なら、5月のうちに」というのが、現場感覚としてのお勧めです。

まとめ — 梅雨前の判断が、修理費を半額以下にする

雨でサビが進む本当のスピードは、多くのお客様が想像されているよりずっと速い。5月時点で「板金¥3〜4万円」で済む傷が、7月には「交換¥15万円」になるのは決して珍しい話ではありません。一宮市の Poright で長年現場を見てきた代表 緒方(板金塗装一筋16年)の言葉を借りれば、「雨季を1回越えるたびに、修理費はだいたい2倍になる」。

気になる箇所がある方は、まず写真を1枚撮っていただくだけで構いません。Poright(ポライト)はLINEでも見積もり対応していますので、現物を持ち込まずに概算をお伝えできます。

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株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2 / TEL: 0586-50-2818 / 月〜土 9:00-19:00)

Poright 事務スタッフ 安藤のプロフィール写真
この記事の著者

安藤

株式会社Poright(ポライト)事務スタッフ

自動車整備学校を卒業後、整備工場で整備士として7年、その後板金塗装屋として5年、合わせて12年の現場経験を積み、現在は Poright で事務を担当。お客様からのお問合せ対応・お見積り取りまとめ・代表 緒方との橋渡しが日々の仕事。「現場を12年やってきた事務だからこそ、職人の技を分かりやすく伝えられる」をモットーに、Poright のブログを書いています。一宮市生まれ・一宮市育ち。なお Poright の板金塗装作業は、代表取締役の緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)がすべて自ら手を入れています。

監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)
公開日: 2026年5月23日
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