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「修理した部分だけ、色が違う気がする…」
愛知県一宮市の自動車板金塗装専門店 Poright(ポライト) にも、こんなご相談を何度もいただきます。特に5年・10年と乗ってこられたお車では、同じ純正色を使って塗っているはずなのに、新しく塗装した部分だけが浮いて見える。なぜこんなことが起こるのか。
こんにちは、Poright で事務を担当している安藤です。自動車整備学校を出てから整備士として7年、そのあと板金塗装屋として5年、合わせて12年現場で手を動かしてきて、いまは Poright で事務をしています。職人としての現場感覚は身体に残っていますが、Porightで実際に板金塗装の作業をするのは代表の緒方です(緒方は1992年生まれの34歳、18歳でこの世界に入ってから板金塗装一筋でやってきた職人です)。私はその技を分かりやすくお伝えする役目で、Poright のブログを書いています。今回は、Poright の代表 緒方が現場で辿り着いた「3光源色合わせ」という技法について、お客様から一番よくいただく『色が合わない』というご相談を入口にしてご紹介します。
「一宮で板金塗装を頼みたいけど、輸入車の色合わせが心配」「他店で『色が合わないから全塗装』と言われた」── そういうご相談、Poright にも本当によくいただきます。同じように悩んでる方の参考になればうれしいです。
なぜ「同じ色」を塗っても合わないのか
実は、車のボディの色は新車時のままでは存在していません。紫外線、洗車、雨、駐車環境、走行年数 ─ これらすべてが塗膜にゆっくりと影響を与え、色は確実に変化していきます。
たとえば Poright の現場でよく経験する変化として、
- マツダのソウルレッドメタリックは、5年も乗ると赤の深みが浅くなり、わずかに茶味が乗ってくる
- BMW のアルピンホワイト III は、白に黄味の色相が強くなる経年変化が出やすい
- ホンダ N-BOX のホワイトパールは、パール粒子の輝度が少しずつ落ちる
- トヨタ アルファードのホワイトパールクリスタルシャインも、駐車環境(屋根なし駐車)によって同年式でも個体差が出る
つまり、修理する車のボディは「新車時のカタログ色」ではなく「経年劣化した独自の色」になっています。これに対して「新しい純正塗料」をそのまま塗ると、新しい部分だけが"浮いて"見える。
特にメタリックやパール系は塗膜の中にある金属粒子・パール粒子の整列の仕方まで違ってきます。見る角度や光源によって輝きの印象が大きく変わるので、「日光下では合っているように見えても、コンビニの蛍光灯下では明らかに違う」という事態が起こります。
一宮市内や稲沢・岩倉・小牧・名古屋方面からご来店いただくお客様にこの話をすると、「あ、それ前に直したときまさにそれだったかも…」と思い当たる方がけっこう多いんです。これが、多くの方が体験されている「色が合わない」の正体だと、Poright では考えています。
3光源色合わせとは何か
この問題に対する Poright の答えが「3光源色合わせ」です。Poright の調色室では、調色作業を以下の3種類の光源下で順番に行います。
- 白色蛍光灯(約5000K)─ 安定した白色光で色相を判定する基準
- 太陽光(屋外昼間) ─ お客様が普段車を見る環境に最も近い自然光
- LED ライト(昼白色) ─ 夜間照明・コンビニの駐車場・商業施設の照明
調色した塗料のサンプルをこれら3つの光源下で順番に確認し、すべての光で違和感がない調合を作り込んでいきます。1つの光源だけで合っているように見えても、別の光源では「あれっ」と感じる組み合わせは少なくありません。
たとえば一宮にお住まいの方を想像してみると、ご自宅は屋根なし駐車、通勤先のオフィスは地下駐車場、週末のショッピングは商業施設の屋上駐車場…と、一台の車が一日のうち 3種類以上の光環境 を行ったり来たりしているケースが意外と多いんです。色合わせを1つの光源だけで済ませてしまうと、「家ではちゃんと合って見えるのに、職場の地下駐車場に停めたら違って見える」というようなことが起こります。
マツダ ソウルレッドメタリックの調整例
Poright の現場では、たとえばマツダ ソウルレッドメタリックの経年劣化案件であれば、こんな調整を行います。
- 純正調合をベースに、レッドの赤味を3%程度ほど弱める
- メタリック粒子の量を純正配合の90%程度に調整
- クリアを2層に分けて吹き、塗膜の奥行きを再現する
こうしてできた塗料を実車のドアやフェンダーに部分塗装し、隣接パネルとの色差を3光源で再度確認。ここで色相が0.5段でもズレていれば、調合をやり直します。
地味で時間のかかる工程ですが、ここを省くと「修理した感」が残る仕上がりになってしまいます。Poright では、事務の私が横で見ていても「あれ、ちょっと違うかも」って気づくレベルの違和感がある状態では、絶対に納車しません。代表の緒方と事務の私で、お互いに気になるところをチェックし合うのが日課になっています(私は整備士・板金塗装屋を計12年やってきたので、現場目線でも遠慮なく意見を言える関係です)。
BMW アルピンホワイト III の調整例
白系のなかでも特に難しいと言われるのが BMW のアルピンホワイト III です。Poright の調色担当が経年劣化したアルピンホワイトに合わせる時の調整は次のような流れになります。
- 純正調合をベースに、黄味を 2〜4% 弱める(経年で黄味が増す傾向の逆補正)
- ホワイト系特有の透け(下地の色が透けて見える現象)を防ぐため、下地のサーフェイサーを2層構造に
- クリアコートは硬化剤の比率を微調整し、艶感を周辺パネルに揃える
輸入車専門の業者さんでも「アルピンホワイトの色合わせは難しい」とよく言われます。Poright では国産・輸入を問わず「3光源で確認する」というのを基本ルールにしているので、輸入車のお客様にも安心して任せていただけることが多いです。
「合わせる」より「意図的にずらす」発想
ここまで読まれて、こう感じた方がいるかもしれません。「3光源で合わせるなら、純正色そのままで良いんじゃないの?」と。
ところが Poright の現場では逆です。3光源色合わせの本質は「経年劣化した周辺パネルに合わせて、塗料の色を意図的にずらす」ことにあります。
- 新車時のカタログ色 = 100%
- 5年経過の実車の現状色 = 92〜95%
- 修理する部分に塗る塗料 = 93%(実車に合わせる)
この「3〜7%のずらし方」を、18歳から板金塗装一筋でやってきた身体に染み込ませてきたのが Poright 代表の緒方です。
若い職人ほど、純正色から外す勇気がなかなか出ません。塗料メーカーのマニュアルには「指定の調合通り」と書いてあるし、純正色から外すと「責任問題」のリスクも頭をよぎる。緒方も最初の数年はマニュアル通りに塗っていて、何度も「修理跡」が残る経験をしてきたと言います。
でも、お客様の本当の望みは「修理した感が分からない仕上がり」ですよね。それを実現するには、この「ずらす技術」がどうしても必要になります。マニュアル通りの調合だと、新車みたいに輝く部分だけが浮いて、結果的にお客様をがっかりさせてしまうことになりかねません。
Poright が一宮の地で長くやっていきたいと思う理由は、ここにあります。「料金が安い」だけでは、お客様は2回目以降のリピートをしてくれないんですよね。色が合う、修理跡が分からない、納車後に違和感がない ─ こういう「当たり前」を当たり前に積み重ねていった先に、「ポライトに頼んでよかった」と言ってもらえる関係があるんだと、お客様とのやりとりを通して感じています。
一宮市平安の Poright 調色室について
愛知県一宮市平安に構える Poright の工場には、調色専用のスペースを設けています。
- 恒温・恒湿の調色室:温度・湿度で塗料の見え方が変わるため、年間を通して同じ条件で色を判定できる環境
- 3光源切替の検査ボード:1ボタンで蛍光灯・太陽光(人工日光ランプ)・LED を切り替えて、塗装サンプルを瞬時に比較
- 加熱乾燥ブース:塗装後の硬化を均一に。気候に左右されない安定した仕上がりを支える設備
- フレーム修正機:事故修理時の骨格修正に対応。色合わせ以前の「下地」の正確さを担保
Poright は一宮市を中心に、稲沢市・岩倉市・江南市・小牧市・犬山市・名古屋市・津島市・清須市・北名古屋市など愛知県内全域、岐阜県南部、三重県北部のお客様まで 無料引取・無料代車 でご対応しています。「工場まで車を持っていくのが大変…」というお声もよくいただくので、お気軽にご相談ください。Poright のスタッフがご自宅や職場までお引き取りに伺います。
実例:BMW 320i アルピンホワイト III のドアキズ修理
2026年5月、愛知県江南市のT様からご相談いただいた BMW 320i(F30 / アルピンホワイト III)のドアキズ修理は、まさにこの技法が活きた案件でした。
T様は最初、輸入車を扱う別の業者で見積もりを取られ、「色が合わないので全パネル塗装で約20万円」と言われたとのこと。輸入車のホワイトはとくに調色が難しく、断られたり全塗装提案になることが多いカラーです。
Poright では現車を3光源で慎重に確認し、経年7年の黄味方向の劣化を踏まえて、クリア層の調整で対応。最終的に板金プラン7.7万円(税込)で仕上げ、お客様からは「修理した側だと言われないと、見ても分からない」とお言葉をいただきました。
これは Poright の「腕自慢」ではなくて、代表の緒方が18歳から板金塗装一筋で積み上げてきた、地味で泥臭い手作業の結果なんだなと思います。事務の私も時々、隣で調色作業を見せてもらうんですが、整備士・板金塗装屋を計12年やってきた目から見ても「これは機械じゃ絶対に出せない仕上がりだなあ」とつくづく感じます。
一宮市・近隣エリアのお客様によくいただくご質問
Poright 事務に日々お電話・LINE でいただくご質問のうち、3光源色合わせ・調色まわりで多いものをいくつかご紹介します。
Q. 色合わせは追加料金がかかりますか?
A. 通常の板金プラン・新品交換プランの料金内に含まれています。「色が合わない仕上がり」を Poright が出さないという基本ルールなので、別料金にしていません。
Q. 古い車(10年以上)でも対応できますか?
A. もちろんご対応します。むしろ古いお車ほど色合わせの腕が試されるので、Poright の代表 緒方もやりがいを感じる案件です。一宮市内で15年以上同じ車を大切に乗られているお客様も多いので、お気軽にご相談ください。
Q. 一宮市内ですが、引取に来てもらえますか?
A. はい、一宮市内なら無料引取・無料代車(軽自動車〜ミニバン)でご対応します。Poright の工場は一宮市平安なので、本体側の市街地はもちろん、木曽川町・尾西地区・浅井地区・千秋町・大和町あたりまで、ご連絡いただいたその日のうちに伺えることも多いです。
Q. 全塗装をすすめられたのですが、本当に必要ですか?
A. 多くの場合、全塗装ではなく部分塗装+3光源色合わせで対応可能です。Poright ではセカンドオピニオンとして無料で診断していますので、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ — Poright が一宮の板金塗装で大切にしていること
- 車のボディ色は経年劣化で必ず変化する
- 「純正色そのまま」では新しい部分が浮いて見える
- 3光源(蛍光灯・太陽光・LED)で色を確認し、実車に合わせて調合を「意図的にずらす」
- マニュアル通りの調色では、お客様の満足は得られないことが多い
- 修理した感が分からない仕上がりは、地味な工程の積み重ねから生まれる
- 愛知県一宮市の Poright は、国産・輸入問わず3光源色合わせで対応
「他店で色が合わないと言われた」「全塗装をすすめられたけど、本当に必要なのかな…」「一宮で安心して輸入車を任せられる板金塗装屋を探してる」── そういう方は、よかったら一度 Poright にご相談ください。事務の安藤が、まずは LINE か Web フォームで状況をお伺いして、代表の緒方にも見てもらいます。お見積り・ご相談はもちろん無料です。
安藤
自動車整備学校を卒業後、整備工場で整備士として7年、その後板金塗装屋として5年、合わせて12年の現場経験を積み、現在は Poright で事務を担当。お客様からのお問合せ対応・お見積り取りまとめ・代表 緒方との橋渡しが日々の仕事。「現場を12年やってきた事務だからこそ、職人の技を分かりやすく伝えられる」をモットーに、Poright のブログを書いています。一宮市生まれ・一宮市育ち。なお Poright の板金塗装作業は、代表取締役の緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)がすべて自ら手を入れています。