P
PORIGHT
無料見積もり
教育コラム 2026.06.04

梅雨に入ったら確認したい塗装の
3つのチェックポイント — 一宮Poright代表が解説

HOME / BLOG / 梅雨の塗装チェックポイント
EDUCATION / 教育コラム / 2026-06-04
梅雨の雨水が乾燥した後に塗装面に残る水シミと白濁 — 一宮市の板金塗装専門店Porightが解説する梅雨の塗装ダメージメカニズム

「梅雨に入ってから、ルーフやドアの角に白いシミが広がってきた」というご相談が、6月になると Poright にも毎年届きます。先週も岩倉市のお客様から「屋外駐車で雨ざらしになっていて、気づいたら水シミが何か所もできているんですが……」とLINEで写真が届きました。

雨水そのものよりも、雨水が乾燥した後に残る酸性物質・泥・砂埃が塗装面にじわじわとダメージを与えるのが梅雨の怖さです。「キズがなければ大丈夫」と思いがちですが、Poright代表 緒方は「キズがなくても、クリア層は毎年の梅雨で少しずつ消耗している」と言い続けています。今回は梅雨に塗装が傷むメカニズムと、今すぐできる3つのチェックポイントをご紹介します。

梅雨に塗装が傷む3つのメカニズム

現代の自動車の塗装は「ベースコート+クリアコート」の多層構造です。ボディを守っているのはこのクリアコート(透明な上塗り層)ですが、梅雨の時期に繰り返す「濡れる→乾く→濡れる」のサイクルは、クリア層に3つの異なるダメージを蓄積させます。

① 酸性雨によるクリア層の侵食

雨水は大気中のNOx・SOxを吸収して弱酸性になっています。これが塗膜の上で乾燥するとpHが変化し、クリア層の表面を少しずつ荒らします。単発では問題ない濃度でも、梅雨の2〜3か月間に何十回も繰り返されると、クリア層が曇り始める「クリア白濁」につながります。「白濁が出始めると磨きだけでは回復しないことも多く、再塗装が必要になるケースが出てくる」とPoright代表 緒方は話します。

② 泥・水アカの残留ダメージ

駐車場や路面から跳ね上がった泥には微細な砂粒が含まれています。これが塗装面に付着したまま次の雨で流れずに乾燥すると、目に見えないほど細かなマイクロスクラッチを引き起こします。梅雨の間に繰り返すと艶が落ちていき、鏡面仕上げが失われていきます。

③ 既存のキズと湿気のコンボダメージ

最も厄介なのが「小さなキズ×梅雨の湿気」の組み合わせです。クリア層を超えて金属地肌が露出しているキズがある場合、梅雨の湿気が毎日そのキズに染み込んで乾くを繰り返し、錆が急速に広がります。春に気づいていた小さなキズが秋には数倍の範囲に錆が広がっていた——というケースが毎年起きています。

クリア層の白濁が始まった状態と健全な塗装面の比較 — 梅雨の酸性雨ダメージを確認するPoright代表の現場診断

Poright代表 緒方が伝える今すぐできる3つのチェック

「お客様に毎年お伝えしているのは、梅雨入り直後の3つの確認です。これができていれば、梅雨を越しても大きなダメージにはなりにくい」と愛知県一宮市の板金塗装専門店、Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)は話します。

チェック① キズの底の色を確認する

ボディのキズをよく見てください。白っぽい色が底に見えていれば下地(プライマー層)が露出、茶色・オレンジ色が見えていれば既に錆が始まっています。どちらも梅雨を越す前に修理することを強く勧めます。クリア層だけが割れているキズは黒に近い透明な色に見えることが多く、まだ進行は遅い状態です。自分で判断が難しい場合は写真を撮ってLINEで送ってもらえれば、Porightでも状態確認のお手伝いができます。

チェック② ボンネットへの撥水状態を確かめる

水をボンネットにかけて、コロコロと玉状に弾いていれば塗膜は良好なサインです。逆に水が広がってベタっと貼りつく場合は、クリア層の保護機能が消耗している状態です。この状態で梅雨に入ると、水シミ・水アカが格段に残りやすくなります。撥水が弱いと感じたら、梅雨前に良質なカーワックスかコーティングを施工しておくことで、クリア層への直接ダメージを大幅に抑えられます。

チェック③ 梅雨中は手洗い+拭き上げを基本に

「梅雨は雨が洗車代わり」と思いがちですが、雨水は汚れを溶かして塗装面に広げる作用を持ちます。また洗車機の摩擦ブラシはクリア層にマイクロスクラッチを入れます。梅雨の時期は週1回の手洗いと、必ず最後に拭き上げを行うことが、コストをかけずに塗装を守る最善策です。特に雨が続いた後の泥はねをそのまま乾かしてしまうのが、最もダメージが蓄積しやすいパターンです。

ボンネットに水をかけて撥水状態を確認する方法 — コーティングあり(玉状に弾く)とコーティングなし(広がる)の比較、板金塗装専門店Poright

梅雨を1年越したら修理費が倍以上になった実例

「1年前に持ってきてくれていたら、半額以下で済んでいました」とPoright代表 緒方が話した案件があります。

昨年9月、江南市のお客様からスバル・フォレスター(SJG型・クリスタルホワイトパール)をお預かりしました。ルーフのほぼ中央に縦5cm・横3cm程度の塗装剥がれがあり、下地が一部露出した状態でした。ただし錆はまだ発生していませんでした。

「前の梅雨明けに気づいていたんですが、大したことなさそうで放置していました」とのことでした。1年の間、梅雨の雨水がそのキズに毎日染み込んでは乾燥を繰り返した結果、入庫時にはルーフ全体の1/4近くに錆が広がり、鉄板の下層まで侵食が進んでいました。最初の段階(下地露出のみ)での修理見積もりは¥38,000程度でしたが、錆の進行後の実際の修理費は¥89,000・工期7日となりました。

「錆は目で見える範囲より、必ず広く・深く進んでいる。表面を削って取ってみて初めて本当の範囲がわかる。だから時間が経つほど必ず高くなる」——これが板金塗装一筋16年の Poright代表 緒方が実経験から言い続けている言葉です。

まとめ — 今すぐできる3点チェックを梅雨の習慣に

梅雨は「濡れるから怖い」ではなく、「繰り返す濡れ→乾燥のサイクルと、既存のキズが組み合わさることで急激に悪化する」季節です。チェックポイントは①キズの底の色を確認する、②撥水状態で塗膜の健康を確かめる、③梅雨中は手洗い拭き上げで化学ダメージを最小化する、の3点です。少しでも気になるキズがあれば、雨が降り続く前に一度 Poright にご相談ください。

FREE ESTIMATE

お見積り・ご相談は無料です

見積もりとご相談は無料です。LINEで写真を送っていただければ概算をお伝えできます。「少し気になる程度のキズ」でも現物を拝見すれば今の状態をはっきりお伝えできます。
株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2 / TEL: 0586-50-2818 / 月〜土 9:00-19:00)

Poright 事務スタッフ 安藤のプロフィール写真
この記事の著者

安藤

株式会社Poright(ポライト)事務スタッフ

自動車整備学校を卒業後、整備工場で整備士として7年、その後板金塗装屋として5年、合わせて12年の現場経験を積み、現在は Poright で事務を担当。お客様からのお問合せ対応・お見積り取りまとめ・代表 緒方との橋渡しが日々の仕事。「現場を12年やってきた事務だからこそ、職人の技を分かりやすく伝えられる」をモットーに、Poright のブログを書いています。一宮市生まれ・一宮市育ち。なお Poright の板金塗装作業は、代表取締役の緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)がすべて自ら手を入れています。

監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)
公開日: 2026年6月4日
関連記事