P
PORIGHT
無料見積もり
季節・お知らせ 2026.05.27

初夏の紫外線で塗装が傷む前に
板金塗装一筋16年の代表が語る5月末からの正しいボディケア

HOME / BLOG / 初夏の紫外線で塗装が傷む前に
COLUMN / 季節・お知らせ / 2026-05-27
初夏の強い日差しに照らされた車のボンネット、クリア層の白化と塗装劣化の兆候 — Poright

「GW明けに修理してもらったのに、なんだか塗装の艶が落ちてきた気がする」── 5月下旬からこういったご相談が増えます。施工に問題があるのかと不安になられるお客様も多いのですが、多くの場合、原因は「初夏の紫外線」です。
愛知県一宮市の自動車板金塗装専門店「株式会社Poright」の代表 緒方は、1992年生まれの34歳。18歳でこの世界に入って以来、板金塗装一筋でやってきた職人です。愛知の夏を16回工場の中で越えてきた職人の目から見ると、5月末〜6月上旬は1年でもっとも塗装が傷みやすい"危険窓"があります。今回は、なぜこの時期が特に注意が必要なのかと、板金修理後の塗装を長持ちさせる正しいケア方法をお伝えします。

なぜ5月末〜6月の紫外線が塗装にとって一番危険なのか

多くの方が「紫外線は7〜8月が一番強い」と思われていますが、実は気象庁のデータを見ると、日本のUVインデックスは5月〜6月上旬にかけて年間でも高い水準に達します。梅雨入りすると厚い雲でUVが遮られるため、「梅雨前の2週間」が特に注意すべき期間です。

加えて、5月末は大気中の水分量がまだ少なく、紫外線が拡散されにくい状態が続きます。愛知県一宮市のような内陸平野部では、夏場に向けて最高気温が急上昇するこの時期、アスファルトや壁からの照り返しを含めた「実効UV量」が非常に高くなります。

車の塗装がUVを受け続けると、最表面のクリア層に含まれる樹脂成分が分解されます(光酸化分解)。初期は目に見えない微細なクラックですが、そこに雨水や花粉が入り込むことで、色素層(カラーコート)まで劣化が広がる。これが「白ぼけ」「退色」と呼ばれる状態です。濃い色だけでなく、パールホワイトやシルバーでも同じメカニズムで劣化します。色が明るいと目立ちにくいだけで、クリア層の保護機能は同じように失われています。

クリア層のUV光酸化分解を示す車のボンネット断面イメージ、初夏の強い紫外線が塗膜に与えるダメージの概念 — Poright工場

板金修理後の塗装がとくにUVに注意が必要な理由

板金修理を終えた直後の塗装は、工場で焼き付け乾燥を経ているものの、クリア層の完全な硬化には一定の期間が必要です。Porightでは施工後72時間は機械洗車を避けていただくようお願いしていますが、これはその硬化時間を配慮したものです。

問題は、「硬化が完了した後でも、施工部分のクリア層が元の車体より薄い場合がある」という点です。部分修理の場合、既存の塗装にあわせて塗り重ねるため、クリア層の厚みを新車状態に完全に戻すことが構造上難しいケースがあります。「新車の塗装はメーカーの焼き付けラインで均一に仕上がっているが、修理塗装は職人の腕で補う。仕上がり品質は同等にできても、層の絶対的な厚みが若干異なることがある」とPoright代表は言います。

具体例として、一宮市内のN-BOX(JF3)のケースをお話しします。2024年9月、フロントドアの板金塗装を ¥32,000・工期3日 で施工しました。施工後、コーティング剤の使用をお勧めしましたが、「夏が終わったら」と先送りにされた結果、翌年(2025年)6月に「修理した箇所だけ少し白ぼけしてきた」とご来店いただきました。クリア層の微細な劣化で、クリア補修のみで ¥18,000・2日 の追加費用が発生しました。代表は「9月にコーティング剤を1本(3,000〜5,000円)使っていれば防げた可能性が高い」と言います。

板金塗装後のクリア補修作業、Poright工場でクリアコートを塗り重ねる職人の手元 — 一宮市の板金塗装専門店

5月末から始める正しいボディケア3選

ではどうすればよいか。Porightが施工後のお客様にお勧めしている3つのケアをご紹介します。いずれも特別な道具は不要で、費用の目安もお伝えします。

1. 施工後2週間以内にコーティング剤を使用する

市販の親水性コーティングスプレーを洗車後に使用するだけで、クリア層表面の劣化速度を大幅に下げられます。Poright代表は「ガラス系やシリコン系より親水性タイプが初夏向き。雨水をベールのように流してクリア層への接触時間を最小化できる」と言います。製品は1,500〜5,000円台で十分。年2〜3回の定期使用が理想です。

2. 梅雨入り前の「6月第1週」に施工部分を目視確認する

施工箇所と非施工箇所の艶・色ムラを、自分の目で日中の自然光下で比較してください。斜め45度から眺めるのがポイントで、変化を感じたら梅雨が本格化する前に専門店への相談が最善です。Porightでは点検・相談は 無料 で承っています。

3. 夏の日中は日陰駐車を優先する

愛知県一宮市エリアの夏場は最高気温が35〜38℃に達し、アスファルトからの照り返しでボディ表面温度は70〜80℃になることもあります。毎日3〜4時間の直射日光が2〜3ヶ月続けば、修理部分と非修理部分のクリア層の厚みの差が劣化速度の差に直結します。立体駐車場・屋根付きスペースの活用、難しければ日よけシート(1,000〜3,000円台)だけでも効果があります。

Poright代表が施工後の車のボンネット塗装状態を屋外自然光で確認している様子、初夏の工場外観 — 一宮市の板金塗装専門店

まとめ — 最初の夏をノーガードで越えない

5月末〜6月上旬は、日本の年間でもっともUVインデックスが高い時期の一つです。板金修理後の最初の夏を「ノーガード」で越えないことが、塗装を長持ちさせる最大の秘訣。コーティング剤1本・日陰駐車の習慣・梅雨前の目視確認、この3点を実践するだけで修理後の塗装寿命は大きく変わります。

愛知県一宮市の板金塗装専門店Poright(ポライト)では、施工後のケア相談も無料で受け付けています。「直後に何をすればいい?」という小さな疑問も、代表が直接お答えします。

FREE CONSULTATION

施工後のケア相談・お見積り、無料で承ります

LINEで写真を送るだけでも概算をお伝えできます。「直した後どうすればいい?」というご相談も大歓迎です。
株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2 / TEL: 0586-50-2818 / 月〜土 9:00-19:00)

Poright 事務スタッフ 安藤のプロフィール写真
この記事の著者

安藤

株式会社Poright(ポライト)事務スタッフ

自動車整備学校を卒業後、整備工場で整備士として7年、その後板金塗装屋として5年、合わせて12年の現場経験を積み、現在は Poright で事務を担当。お客様からのお問合せ対応・お見積り取りまとめ・代表 緒方との橋渡しが日々の仕事。「現場を12年やってきた事務だからこそ、職人の技を分かりやすく伝えられる」をモットーに、Poright のブログを書いています。一宮市生まれ・一宮市育ち。なお Poright の板金塗装作業は、代表取締役の緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)がすべて自ら手を入れています。

監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)
公開日: 2026年5月27日
関連記事