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職人技・舞台裏 2026.07.03

同じ塗料でも仕上がりが変わる理由、
スプレーガン操作という『見えない技術』をPoright代表が解説

HOME / BLOG / スプレーガンの距離・角度・エア圧が仕上がりを分ける — Poright代表の吹き付け技術|株式会社Poright
Poright工場でスプレーガンを構えて車体パネルに塗装する代表 緒方 — 一宮市の板金塗装専門店

「良い塗料を使えば、誰が塗っても同じ仕上がりになる」——そう思われがちですが、これは板金塗装の現場では大きな誤解です。同じ塗料、同じ調色データを使っても、スプレーガンを操作する人によって艶の均一さや色ムラの出方はまったく変わってきます。一宮の板金塗装専門店Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)は、「塗料の性能より、ガンの距離・角度・エア圧という『目に見えない操作』のほうが仕上がりを左右する」と言います。今回は、普段あまり語られないスプレーガン操作の職人技について、Poright代表 緒方に聞きました。

「塗料任せ」では説明できない仕上がりの差

スプレーガンをパネルに対して一定距離・角度で構えるクローズアップ — Poright工場、吹き付け技術のドラマティックな側面照明

板金塗装の見積もりを比較するとき、お客様が気にされるのは主に「塗料のグレード」や「工賃」です。しかし現場で日々スプレーガンを握る職人からすると、仕上がりを決める最大の要因はガン操作にあります。塗料メーカーが指定する希釈率・吐出量・エア圧はあくまで『基準値』であり、実際の吹き付けはパネルの形状、気温・湿度、塗装面積によって微調整が必要です。この微調整を怠ると、同じ塗料を使っていても『ゆず肌(表面のザラつき)』や『艶ムラ』『色の濃淡差』といったトラブルが起こります。特に問題になりやすいのが、部分塗装(パネルの一部だけを塗る補修)です。境目のぼかし部分でガンの距離や角度が微妙にズレると、乾燥後にはっきりとした段差や艶の違いとして浮かび上がってきます。

Poright代表が現場で調整している4つのポイント

Poright代表 緒方が18歳から板金塗装一筋で培ってきたのは、この『基準値からの微調整』の感覚です。「スプレーガンは、パネルから15〜20cm離して、常に直角を保ちながら一定速度で動かすのが基本と教わります。ただ実際の現場では、パネルが曲面になっている部分やエッジに近い場所ほど距離と角度が崩れやすい。距離が近すぎればタレが出るし、遠すぎれば粒子が乾いた状態でパネルに乗って『ゆず肌』になる」と板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方は説明します。エア圧の設定も塗料の粘度や気温によって毎回変える必要があり、湿度が高い時期は乾燥が遅く、艶が出るまでの『中研ぎ』のタイミングも変わってきます。さらに、複数回に分けて吹き付ける『重ね吹き』では、前の層と次の層をどれだけ重ねるか(オーバーラップ率)が均一に揃っていないと、乾燥後にストライプ状のムラが出ることもあります。「マニュアル通りの数値を守るだけでは、実際にはムラが出ます。パネルの形状と天候を見ながら、その場でガンの動かし方を変える判断力が必要になる」(Poright代表 緒方)

実例で見る、吹き付け技術が仕上がりを左右したケース

シアンメタリックのスイフトスポーツのフロントバンパーを斜め光でチェックするPoright代表 — 一宮の板金塗装専門店

実際に、稲沢市のお客様からご依頼いただいたスズキ スイフトスポーツ(ZC33S・シアンメタリック)のフロントバンパー修理でも、この吹き付け技術が仕上がりを左右した事例がありました。他店で一度部分塗装をされたバンパーでしたが、正面から見ると分からないものの、斜め光を当てると補修範囲だけ艶のレベルがわずかに違って見える状態でした。Poright代表 緒方が確認したところ、原因は重ね吹きのオーバーラップ率のズレによる艶の微差でした。Porightでの再施工では、バンパー全体を一度クリアで統一し、エア圧とガン距離を一定に保ちながら3回に分けて重ね吹き。斜め光でも艶ムラの出ない仕上がりに仕上げました。

項目内容
車種スズキ スイフトスポーツ(ZC33S・シアンメタリック)
症状他店部分塗装後、斜め光での艶ムラ(オーバーラップ率のズレ)
施工内容バンパー全体クリア統一・エア圧/ガン距離固定・3回重ね吹き・中研ぎ・仕上げポリッシュ
工期2日
費用¥36,000(税込)
依頼元稲沢市 個人オーナー様

まとめ — 見積もりの差は「見えない技術」の差でもある

スプレーガン操作は、塗料の性能そのものより仕上がりに直結する『職人の技術』です。距離・角度・エア圧・オーバーラップ率——どれも数値だけでなく、その場の判断で微調整する必要があります。見積もり時に工賃の差を感じたら、この『見えない技術差』が理由になっていることも少なくありません。

板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方は、一台ごとにパネルの形状と天候を見ながらガンの動かし方を変えています。一宮の板金塗装専門店Porightでは、こうした見えない工程まで代表自らが直接担当しています。

「補修跡の艶が気になる」もご相談ください

他店施工後の艶ムラや、斜め光で見える補修跡の違和感が気になる場合は、Poright(ポライト)にご相談ください。板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方が現物を見て率直にお伝えします。お見積りは無料、LINEで写真を送るだけでもOKです。

株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2)/ 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)

著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年7月3日

監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)

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