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車種別ガイド 2026.06.21

旧車の板金塗装が「断られやすい」本当の理由——
廃番色・錆診断・手鈑金の3難所をPoright代表が解説

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旧車(日産シルビアS13)の錆びたドアパネルを手鈑金で修復するPoright代表 緒方 — ハンマーとドリーを使い経年錆を丁寧に除去する職人の手元、ドラマチックな工場照明

板金塗装屋を3件まわって「旧車は受け付けていない」と断られた——そんな相談が、一宮市の板金塗装専門店Porightにも届きます。

旧車・クラシックカーの板金修理は、一般的な板金屋にとってリスクが高い仕事です。廃番部品・廃版カラーコード・年式相応のサビの深さ……現行車とは根本的に異なる難しさが重なります。それでも「大切に乗り続けたい」「また走れる状態に戻したい」というオーナーのご相談に、Porightでは正面から向き合ってきました。

18歳から板金塗装一筋の代表 緒方(板金塗装歴16年)が、旧車板金が断られやすい本当の理由と、Porightが対応できる根拠を現場の実例とともに解説します。

旧車の板金塗装が断られやすい3つの理由

廃番カラーコードを3光源照明下で現物合わせ調色するPoright代表 緒方 — 旧車(1990年代日産シルビア)の経年変色した元塗装と調色カップを見比べる職人の手元、暖かい工場照明

旧車の板金修理を断る板金屋には、大きく3つの理由があります。

① 純正部品が廃番になっている

製造から20年以上経過した車種では、フェンダー・ドアパネル・バンパーなどの外装パーツが廃番になっているケースがほとんどです。パネル交換で対応する板金屋では「部品が出ない=修理できない」が即断る理由になります。一方、板金で歪みを直せる技術があれば部品レスで対応できますが、そのための手鈑金(てばんきん)の熟練が必要です。プレスラインや絞り面を機械に頼らず手で再現するには時間がかかり、工賃が読みにくいと感じる業者が多いのが実態です。

② カラーコードが廃版・経年変色で色差が出る

年式が古い車両では、メーカーのカラーコードデータが塗料メーカーのデータベースに存在しないことがあります。存在しても、クリアコートの工程や塗料の配合が現代の製品とは異なるため、コードをそのまま入力して吹いても隣接パネルと合いません。加えて30年以上の経年変化で元塗装が変色しており、「現物合わせ」なしでは必ず色が浮きます。3光源下での目視調色は時間コストがかかるため、これを嫌がる業者が旧車を断る一因になっています。

③ サビの進行範囲が表面だけでは読めない

旧車の表面に見えているサビは、実際の腐食範囲の「一部」に過ぎません。鉄板の裏側・溶接部・インナーパネルへと進んでいるケースがあり、表面を処理しただけでは翌年また錆が出てきます。施工前にどこまで腐食しているかを診断するには経験値と時間が必要であり、この診断コストを料金に乗せられない業者が「受け付けない」という判断をしがちです。

Poright代表 緒方が手がけた旧車修理の実例2件

実例①: 日産シルビア(PS13・1992年式)左ドア凹み+錆処理+廃番色再現(江南市・¥98,000・8日)

江南市からのご依頼。左ドア全面に駐車場接触による大型凹みがあり、ドア下端からロッカーパネルにかけて錆が進行していました。型式PS13のスーパーファインシルバーメタリック(KY2)は塗料データベースに存在しますが、製造から30年以上が経過した元塗装は変色しており、データ通りに吹いても右ドアや前後フェンダーと色が合いません。

Poright代表 緒方は3光源下でフロントドアの残存色と調色カップを繰り返し照合し、配合調整に約2時間をかけました。錆の処理は、電動工具でサビを削り落としたあと、防錆リン酸処理→エポキシ系防錆プライマー2コート→ポリパテ整形の順に進めています。廃番のため新品ドアも中古ドアも良品が確保できず、Poright代表 緒方の手鈑金で元の面を修正して対応しました。工期8日・費用¥98,000で仕上げ、「またこのまま乗り続けられる」とオーナーに喜んでいただきました。

実例②: マツダ ユーノスロードスター(NA6CE・1993年式)フロントフェンダー両側+ボンネット錆修理(稲沢市・¥142,000・12日)

稲沢市からのご依頼。前オーナーから引き継いで10年間乗り続けるうちに、フロントフェンダー下縁の裏錆とボンネットセンターの浮きサビが顕在化してきたというご相談です。ディーラーには「現行パーツは一切出ない」と言われた状態でした。

NA6CEのクラシックレッド(A3E)は現行塗料配合との差が大きく、板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方が過去のNAロードスター施工経験を活かして色を再現しました。ボンネットの錆は範囲が広く、腐食部分の鉄板を切り取りMIG溶接で新しい鉄板を当ててからパテ整形という工程になりました。フェンダー両側は錆の進行がまだ浅く、板金+防錆処理で対応できました。12日の工期と費用¥142,000には溶接工程と2段階の調色コストが含まれています。

旧車ボンネットの広範囲錆をMIG溶接で鉄板当て修復するPoright代表 緒方 — 溶接スパークと金属の質感、工業的な工場照明、板金専門店の本格修復作業

旧車の板金塗装を依頼する前に確認すべき3点

旧車の板金塗装を依頼する際に、Porightの職人、代表の緒方が確認をお勧めしている3点があります。

① 廃番色・カラーコードなし色の調色実績があるか

「コードを入力して吹くだけ」では旧車の色は合いません。現物合わせの調色経験があるかどうかを、施工実績——特に1990年代以前の車種写真——で確認してください。見積り時に「調色はどうやりますか」と聞いてみると、業者の技術水準がおおよそわかります。Porightでは全案件で3光源調色を実施しており、年式・カラーコードの有無を問わず対応しています。

② 錆の進行を現物診断してから見積もりを出せるか

「表面だけ処理して安く終わる」のか「裏面・溶接部まで追う」のかで、工期と費用は大きく変わります。電話口だけで確定金額を提示する業者は、錆の深さを確認せずに話を進めている可能性があります。Porightでは来店いただくか、LINEで写真を送っていただいたうえで錆の範囲・深度・パーツ調達の可否を確認してから見積もりを出しています。

③ 手鈑金・溶接の対応可否を確認する

廃番パーツ前提の旧車では、機械では再現できないプレスラインや曲面を手鈑金で整える技術が必要です。また錆が深い場合には鉄板を溶接で補修する工程が発生します。MIG溶接や鉄板当て修理の実績があるかを確認しておくと、依頼できる修理の範囲が把握しやすくなります。

まとめ

旧車板金が断られやすい根本は、技術の問題というより「時間と手間がかかりすぎる」という業者側の事情によるところが大きいです。愛知県・一宮市周辺で旧車の修理先を探されている方は、ぜひ一度Porightにご相談ください。大切な一台を長く乗り続けるためのお手伝いができると思います。

旧車・年式不問でご相談をお受けしています

「断られた」「どこに頼めばいいか分からない」というご相談もお気軽にどうぞ。LINEで写真をお送りいただければ、錆の範囲と対応方法について概算をお伝えできます。判断に迷われたら、まずは無料見積りで現物を見せていただければ、Porightの率直な意見をお伝えします。

株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2)/ 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)

著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年6月21日

監修: 株式会社Poright 代表 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)

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