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車種別ガイド 2026.05.30

EV(リーフ・サクラ・テスラ)の
板金修理で知るべきこと
一宮Poright代表が解説

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VEHICLE GUIDE / 車種別ガイド / 2026-05-30
日産サクラのリアバンパー擦り傷を確認するPoright代表 緒方 — 愛知県一宮市の板金塗装専門店

「電気自動車でも板金塗装できますか?」

今年に入って、このご質問を月に数件いただくようになりました。一宮市・稲沢市・名古屋市から日産リーフ、日産サクラ、三菱eKクロスEVを乗られているお客様が「板金屋に断られた」「EV対応の工場がわからない」という状況で、一宮の板金塗装専門店Porightを頼ってこられるケースが増えています。

Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)に聞いてみると、「外板の板金塗装自体は通常の車と同じ手順で対応できるケースが多い。ただ、車体のどこを修理するかによって判断が変わる」と言います。この記事では、EVの板金修理でどこが通常と違うのか、Porightが実際に対応した事例も交えながら整理します。

EVの板金修理が通常の車と違う3つのポイント

① 高電圧バッテリーが床下・サイドシル付近に搭載されている

一般的なガソリン車のバッテリーは12V仕様で小型です。一方、EVは走行用に300〜400Vの高電圧バッテリーパックを床下に敷き詰めています。通常のドア・バンパー修理であれば高電圧系に触れるリスクはほぼありませんが、サイドシル付近のパネルを引き出す作業や、ロッカー部分のスポット溶接を外す必要がある事故修理では、バッテリーケースとの位置関係を事前に確認する必要があります。

「知識なく作業すると、バッテリー損傷や感電につながりかねない。だから『怖い』という感覚自体は正しい。ただ、バンパーや外板程度の修理では高電圧系に触れる可能性がほぼないケースも多い」と18歳から板金塗装一筋のPoright代表 緒方は話します。一律に断るのではなく、部位ごとに判断することが重要です。

② ADASセンサーの再調整が必要になる場合がある

最近のEV(ガソリン車も同様ですが)はフロントバンパー・リアバンパー・フェンダー付近にミリ波レーダー・カメラ・超音波センサーが組み込まれています。バンパーを修理・交換した後にセンサー位置がわずかにズレると、自動ブレーキや車線維持機能が誤作動するリスクがあります。メーカー指定の手順での再キャリブレーションが必要になるケースもあるため、業者に対応方針を確認することが大切です。

③ テスラ・一部輸入EVはアルミ骨格で修正技術が異なる

テスラ(Model 3・Y)はアルミ製のボディ骨格を多用しています。スチールとは溶接方式・引き出し技術が根本的に異なるため、アルミ専用の設備と経験が必要です。「電気自動車だから対応できない」のではなく、「アルミ骨格だから専用設備が必要」という点を区別して考えることが重要です。

日産サクラ(B6AW)リアバンパー右端の擦り傷、塗装剥がれと下地露出の状態 — Poright板金修理前確認

Porightが経験した実例 — 断られたサクラを修理し、テスラは正直に断った

2026年5月上旬、稲沢市のO様から日産サクラ(B6AW・ホワイトソリッド)のリアバンパー右端の擦り傷でお問い合わせをいただきました。ご連絡前に近隣の2工場に相談されたものの「電気自動車は特殊で対応できない」とどちらも断られたとのことでした。

板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方が車両を直接確認したところ、「リアバンパー右端の擦り傷で、センサーはリアカメラのみ。バッテリーエリアとは無関係の部位。ホワイトソリッドの調色・塗装で十分対応できる」と即座に判断。

施工内容は、バンパー樹脂面のペーパー研磨 → プライマー → ソフトパテ補修 → 調色・塗装 → クリアコート → 磨き仕上げの全工程で、¥33,000(税込)・工期1日半。リアカメラはバンパー取り外し時に丁寧に脱着し、装着後に動作確認を実施。問題はありませんでした。O様には「まさかこの価格で直るとは思っていなかった」とお喜びいただきました。

「断られた理由は、工場側の経験不足と判断することへの慎重さだと思います。バンパー程度の修理でEVを怖がる必要はない。ただし、車体骨格・サイドシル・フロアに近い大きな損傷は、話がまったく違う」とPoright代表 緒方は言います。

一方、同時期に名古屋市からテスラ(Model Y)のリアクォーターパネルの大きな凹みのご相談もいただきました。こちらはアルミ製ボディへの対応設備が必要な案件で、Porightでは正直に「当店の設備では完全な対応が難しい」とお伝えし、テスラ認定ボディショップをご案内しました。「できることを正直に言う、できないことも正直に言う」。18歳から板金塗装一筋で積み上げてきた代表 緒方の流儀です。

EVの床下バッテリーパック搭載エリアとサイドシルの位置関係 — 板金修理時の確認ポイント

EV板金を依頼するときに確認すべき3つのこと

① 損傷部位を具体的に伝えてから「対応できるか」を聞く

バンパー・ドア・フェンダーなどの外板修理であれば、多くの板金専門店が対応できます。損傷がサイドシル・フロア下部・フレームに及ぶ場合は、より専門的な対応が必要です。「EVだから断られた」という経験をされた方は、損傷部位を具体的に伝えたうえで再確認することをお勧めします。「リアバンパーの擦り傷で、幅15センチ・樹脂割れなし」のように詳細を伝えることで、対応可否の判断精度が上がります。

② ADASセンサーへの対応方針を確認する

バンパー修理後にセンサーを元の精度に戻す確認手順があるかを聞きましょう。Porightでは、センサー搭載位置の確認と動作確認を施工後に必ず実施しています。精度の不安が残る場合は、メーカーへの再キャリブレーションを正直にお伝えします。

③ アルミボディの車種は最初に車種名を伝える

テスラをはじめ一部の輸入EVはアルミ骨格を採用しています。対応設備の有無を確認するためにも、相談の最初に「テスラです」「輸入EVです」と車種名を具体的に伝えておくのが安心への近道です。断られた場合も「アルミ骨格が理由か、それとも単に経験がないのか」を確認することで、次の相談先を効率よく探せます。

日産サクラ リアバンパー修理完了後、ホワイトソリッドの色合わせを自然光で最終確認するPoright代表 — 一宮市の板金塗装専門店

まとめ

「断られたから諦める」前に、部位と症状を具体的に整理して相談してみてください。愛知県一宮市の板金塗装専門店Porightでは、EV・ハイブリッド車の板金修理のご相談も、できること・できないことを正直にお伝えしたうえで承っています。

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お見積り・ご相談は無料です

EV・ハイブリッド車のキズ・凹み修理のご相談は、LINEで写真をお送りください。車種・型式・損傷部位をお伝えいただければ、対応可否と概算料金をその場でご案内できます。
株式会社Poright(ポライト)(愛知県一宮市平安1-6-2 / TEL: 0586-50-2818 / 月〜土 9:00-19:00)

Poright 事務スタッフ 安藤のプロフィール写真
この記事の著者

安藤

株式会社Poright(ポライト)事務スタッフ

自動車整備学校を卒業後、整備工場で整備士として7年、その後板金塗装屋として5年、合わせて12年の現場経験を積み、現在は Poright で事務を担当。お客様からのお問合せ対応・お見積り取りまとめ・代表 緒方との橋渡しが日々の仕事。「現場を12年やってきた事務だからこそ、職人の技を分かりやすく伝えられる」をモットーに、Poright のブログを書いています。一宮市生まれ・一宮市育ち。なお Poright の板金塗装作業は、代表取締役の緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)がすべて自ら手を入れています。

監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋)
公開日: 2026年5月30日
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