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料金・コスト 2026.06.10

板金修理中の「無料代車」はどこまで無料か
— 業界3パターンとPoright代表の正直な方針

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板金修理の見積もり説明をするPoright代表 緒方 — 愛知県一宮市の板金塗装専門店、代車費用と修理期間についての正直な説明

「修理をお願いする間、代車は出してもらえますか?」板金塗装の修理を問い合わせるとき、多くの方が最初に確認される質問のひとつです。修理は短いものでも1〜2日、部位や損傷の状態によっては1〜2週間かかることがあり、普段から車を生活の足にしている方にとって、その間の移動手段の確保は切実な問題です。

「無料代車あり」と広告に書いてあったので問い合わせたところ、「保険使用のお客様のみです」「軽自動車の空きがあれば」「繁忙期は対応できません」という条件が出てきて、思っていた「無料」とは少し違ったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。

この記事では、板金塗装業界における代車サービスの3つのパターンを整理したうえで、愛知県一宮市の板金塗装専門店 Poright の代表 緒方(板金塗装一筋16年)が自社の代車対応の実態を正直にお伝えします。

「無料代車あり」には3つのパターンがある

板金塗装業者が「代車あり・無料」と案内する場合、実態は大きく3パターンに分かれます。どれが良い・悪いという話ではなく、「事前に理解しているかどうか」がすれ違いを防ぐポイントです。

① 自社保有の完全無料貸し出し型

工場が軽自動車を複数台所有し、修理期間中は費用なしで貸し出すスタイルです。地域密着型の板金専門店に多く、「保険の有無に関係なく誰でも無料」というのが最もわかりやすい「無料」です。ただし保有台数は1〜3台が多く、繁忙期(GW前後・梅雨時期・年末)には「現在空きなし」になることがあります。入庫前に空き状況を確認する必要があります。

② 保険使用案件のみ「無料」

任意保険の代車費用特約を使う前提で「無料」と表記しているケースです。保険会社がレンタカーを直接手配・費用負担するため、保険使用のお客様には実質的に代車費用がかかりません。しかし実費修理の場合は「代車料が別途発生する」という条件が隠れているケースがあります。ディーラーや大手板金チェーンに多いパターンです。広告を見る際は「どの修理に対して無料なのか」を確認することをお勧めします。

③ レンタカー手配代行型(費用は別途)

「代車の手配はできます」という案内で、実際には近隣のレンタカー会社へ誘導するスタイルです。「手配」はしてくれますが、費用はお客様がレンタカー会社に直接支払う形になります。広告に「代車手配可」と書かれていると無料に見えますが、実態は有料の代車サービスです。費用感としては、軽自動車クラスで日額2,500〜3,500円程度が多いです。

この3つを理解しておくだけで、「聞いていた話と違う」というすれ違いをほぼ防ぐことができます。

板金修理工場の受付カウンターで修理内容・工期・代車の有無を丁寧に説明するPoright代表 緒方 — 一宮市の板金塗装専門店

Poright代表 緒方の正直な回答

「代車はありますか?」という問い合わせを、Poright(ポライト)には月に数件いただきます。Poright の職人、代表の緒方の答えは「自社での代車保有はしていません」です。

理由を正直に申し上げます。軽自動車1台を保有・運用するには、自動車保険・自動車税・車検・日常整備を合わせると年間30〜50万円のコストがかかります。Poright は代表 緒方が全工程を手がけるひとりの職人体制で運営しており、この費用を「塗装ブースの維持・塗料の品質・工具への投資」に回す方が、お客様の車をより精密に直すことができると判断しています。

では、入庫している間の移動手段はどうなるのか。実際の対応を3つのケースに分けてお伝えします。

保険修理のお客様

任意保険に「代車費用特約」「レンタカー費用特約」が付いている場合、保険会社がレンタカーを直接手配・費用負担してくれるケースがほとんどです。保険会社との連絡・手続きサポートも対応しており、このケースでは実質的な代車費用の負担はゼロになる方が多いです。まず保険証書の「特約一覧」を確認してみてください。

修理期間が短い実費案件

バンパー単体の擦り傷・ドア1枚のキズ修理であれば、翌日〜翌々日仕上がりを目指しています。「朝持ち込んで、翌夕には乗れる」という段取りなら、代車なしで過ごせる方も多いです。18歳から板金塗装一筋で工程短縮にこだわってきたPoright 代表 緒方は、「代車が必要にならないよう修理期間を縮める」という考え方を軸にしています。梅雨時期は塗装乾燥に時間を要することがありますが、塗装ブース内での管理塗装で天候に左右されない品質と工期を確保しています。

工期が長い実費案件

フレーム修正を伴う事故案件・複数パネルの同時施工・輸入車の特注部品待ちが発生するケースでは、5〜14日の工期になることがあります。このような場合、一宮市内のレンタカー会社への誘導・事前確認サポートを行っています。費用はお客様負担ですが、軽自動車クラスで日額2,500〜3,500円程度が多く、修理費全体と比べると小さな比率に収まることがほとんどです。ご入庫前の段階で工期の目安と代車の要否を率直にお伝えするようにしています。

任意保険の代車費用特約について確認する車のオーナーのイメージ — 板金修理中の代車費用を抑えるための保険特約活用をPoright代表が解説

代車が必要かどうかを判断する3つのチェックポイント

入庫を検討している方が「代車を手配すべきか」を判断するための、実用的な確認ポイントを整理します。

① 修理の工期を最初に確認する

Poright では、見積もり時に修理期間の目安を必ずお伝えしています。バンパー・ドア1枚の軽微な修理は概ね1〜2日、フェンダー交換・複数パネルの同時施工は3〜5日、フレーム修正・輸入車の特注部品待ちは7〜14日程度になります。LINEで写真を送っていただくだけで、工期の目安と代車の要否の見通しをお伝えすることができます。

② 任意保険の代車費用特約を確認する

手持ちの任意保険に「代車費用特約」「レンタカー費用特約」が付いているかどうか確認してください。保険証書の「特約一覧」ページを見ると記載されています。年間数百円の保険料で付帯できることが多く、修理期間中の移動コストをゼロにしてくれる特約です。まだ付いていない方は、次回更新時に追加することをお勧めします。

③ 「保険使用か実費か」の判断は別途行う

代車費用特約があっても、「保険を使うかどうか」は等級ダウンを含めた3年間の総コストで判断する必要があります。板金塗装の修理費相場が15万円以下であれば、実費修理の方が3年間のトータルで有利になるケースが多いです。この判断については、過去の記事「見積もりの読み方」や「車両保険の損益分岐点」でも詳しく解説しています。

まとめ

代車の要否も含め、まず無料見積もりでご相談ください

修理費の見積もりと同時に、工期の目安・代車が必要かどうかも率直にお伝えします。LINEで写真を送るだけで概算をお伝えできますので、お気軽にどうぞ。「保険を使うべきか」のご相談も歓迎です。

株式会社Poright(ポライト)愛知県一宮市平安1-6-2 / 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)

著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年6月10日

監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)

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