先日、一宮市のお客様から「事故で右サイドを全塗装することになったので、この機会にずっと気になっていたマットオリーブに変えたいんです」というご相談をいただきました。全塗装が必要になるタイミングは、色を変える絶好の機会に見えます。ただ実際には、純正色に戻す全塗装とオリジナルカラーへの全塗装では、工程も費用も工期もまったく違うものになります。Poright代表 緒方 博紀(板金塗装一筋16年)が、その違いを現場目線で解説します。
なぜ全塗装のタイミングで色変更を考える人が増えているのか
全塗装が必要になる場面は、事故や大きなキズでパネルをまたいで色を合わせなければならないケースがほとんどです。保険を使う場合、補償の対象はあくまで「事故前の状態に戻すこと」、つまり同じ純正色での原状回復に限られます。オリジナルカラーへの変更分は、基本的に自己負担になると考えておく必要があります。それでも「どうせ全塗装するなら」とカスタムペイントに惹かれる方は少なくありません。SNSでマットカラーやツートンを見かける機会が増えたことも背景にあると、Poright代表 緒方は感じているそうです。
Poright代表が考える、純正色とオリジナルカラーの工程差
Poright代表 緒方が伝えているのは、「オリジナルカラーは色を作るところから始まる」という点です。純正色であれば、車種・型式・カラーコードから調色データを呼び出せるため、色合わせは比較的スムーズに進みます。一方オリジナルカラーは、まず色見本を何パターンか作り、試し吹きで光の当たり方による見え方を確認し、お客様と一緒に最終カラーを決める工程が必要です。さらに、将来ドアパンチなどで部分補修が必要になったとき、純正色なら再度カラーコードから調色できますが、オリジナルカラーは前回と同じ調色データを保管していないと色がずれるリスクがあります。18歳から板金塗装一筋で色と向き合ってきた代表 緒方が、見積もり時に必ず説明しているのが次の点です。
- 純正色: カラーコードから調色データを呼び出せるため色合わせが速い
- オリジナルカラー: 色見本作成 → 試し吹き → お客様確認のプロセスが必須
- 次回の部分補修に備え、調色データの保管がオリジナルカラー選択時の鍵になる
実例で見る、純正色とオリジナルカラーの価格差
実際にご依頼いただいたアルファード(40系)の事例では、右サイドの複数パネルが損傷し全塗装が必要になりました。純正色のプレミアムホワイトパールIIIに戻す場合は¥320,000・工期10日、以前から検討されていたマットオリーブへのオリジナルカラー変更は¥410,000・工期14日というお見積りになりました。差額は約¥90,000、工期は4日延び、その大半は色見本作成と試し吹き、乾燥・研磨の追加工程によるものです。最終的にこのお客様は保険適用範囲を踏まえて純正色での原状回復を選ばれましたが、「次は自費でオリジナルカラーに挑戦したい」とのご希望で、Poright代表 緒方が今回の調色データを保管しています。
まとめ — 色変更は「できるorできない」ではなく計画次第
全塗装のタイミングでオリジナルカラーに変えることは可能ですが、保険適用は純正色への原状回復までが基本で、差額と工期の延びは自己負担として計画に入れておく必要があります。色見本作成や試し吹きといった追加工程があることも踏まえて、判断材料にしていただければと思います。
全塗装での色変更を検討中の方へ — Poright(ポライト)へご相談を
一宮市・愛知県内で全塗装のタイミングに合わせた色変更をご検討の方は、LINEで写真をお送りいただければ純正色・オリジナルカラーそれぞれの概算をお伝えします。ご相談・お見積りはすべて無料です。
株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2)/ 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)
著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年7月8日
監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)