先日、一宮市のお客様から「半年前に自分でフェンダーのキズを補修したのに、最近になって塗装が浮いてきた」というご相談をいただきました。市販のスプレー缶と紙やすりを使い、休日をまるまる使って仕上げたその塗装は、直後こそきれいに見えていたものの、数ヶ月後にはクリア層が浮き上がり、指で触れるとペリッとめくれる状態になっていました。今回はこの実例をもとに、DIY塗装でなぜ剥離が起きるのか、どこに落とし穴があるのかを、板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方に聞きました。
DIY塗装で下地処理が省かれやすい理由
DIY塗装で最も省略されやすいのが、脱脂・足付けサンディング・プライマー塗布という「下地処理」の工程です。市販のスプレー缶やタッチペンのパッケージには「上塗りするだけ」という手軽さが強調されがちで、実際に色を乗せる作業自体は数十分で終わります。多くの方が「表面がきれいに整っていれば大丈夫だろう」と考え、油分を落とす脱脂や、塗膜を密着させるための足付け作業を省略、あるいは簡易的に済ませてしまいます。休日の限られた時間で仕上げようとすると、乾燥時間の確保も含めて下地処理にかける手間を惜しみがちになるのも無理はありません。ただ、この工程を省いた塗装は、見た目が仕上がった直後には分からない密着不良を抱えたまま乾燥していくことになります。
Poright代表が語る、剥離が起きる本当のメカニズム
「下地処理を省いた塗装は、表面ではなく塗膜の奥でくっついていないんです」と代表 緒方は言います。新しい塗料は、下地の油分やワックス、酸化した旧塗膜の表面をきちんと除去し、サンドペーパーで細かい傷(足付け)をつけてアンカー効果を作ったうえで初めて分子レベルでしっかり密着します。この工程を省くと、塗料は下地の上にただ乗っているだけの状態になり、洗車の水分や紫外線、気温の変化による膨張・収縮を繰り返すうちに、少しずつ下地から浮き始めます。最初は目に見えないミクロン単位の浮きでも、そこに水分が入り込むと浮きは面積を広げながら進行し、数ヶ月から1年ほどで爪で触れてもわかるレベルの剥離に育ってしまうのです。「下地処理は地味な作業ですが、実は塗装の寿命を決める一番大事な工程だと思っています」とのこと。Porightでは板金修理の際も必ず旧塗膜の状態を確認し、脱脂・サンディング・プライマーの3工程を省略せずに行うことを徹底しています。
実際にあった2つの相談 — 剥離の程度で変わる修復方法
実際にPorightで対応した実例を2件紹介します。一宮市のお客様のフィット(GR3)は、フェンダーの擦り傷をご自身でスプレー塗装した箇所が3ヶ月ほどで広範囲に浮き、旧塗装をすべて剥離してから下地を作り直す必要があり、費用¥52,000・工期3日で修復しました。稲沢市のお客様のN-BOX(JF3)は、ドアパンチ跡のタッチアップ塗装が1年ほどで部分的にめくれてきたケースで、こちらは範囲が狭かったため部分剥離と再塗装のみで対応でき、費用¥38,000・工期2日で仕上がっています。剥離の範囲が広がるほど旧塗膜を剥がす手間が増えて修復費用も工期も伸びる傾向があり、「気づいた時点で早めにご相談いただくほど、直せる範囲で済むケースが多いです」と代表 緒方は話します。
まとめ
DIY塗装の剥離は、見た目の仕上がりだけでは判断できない下地処理の不備が原因であることがほとんどです。脱脂・足付けサンディング・プライマーという3つの工程を省略しないこと、そしてもし浮きや剥離に気づいたら早めに専門店に相談することが、結果的に修復費用を抑えることにつながります。
一宮市・愛知エリアでDIY塗装の剥離にお困りの方は、Poright(ポライト)にお気軽にご相談ください。LINEで写真を送っていただくだけでも、代表 緒方が剥離の進行度合いと概算をお伝えします。
DIY塗装の浮き・剥離も、まずは無料でご相談ください
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株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2)/ 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)
著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年7月6日
監修: 株式会社Poright 代表 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)