「この車、来年くらいに乗り換えようか迷ってるんですが……それでも修理する価値ありますか?」。一宮市のPoright(ポライト)に来られるお客様から、この質問が増えています。先日も稲沢市から9年落ちのホンダ フリード(GB3・走行12万km)をお持ち込みになったお客様に、まったく同じことを聞かれました。左リアドアに直径15cmほどの凹みと塗装キズ。修理見積もりは¥64,000でした。
一部の修理店やディーラーでは「年式が古い車には高い修理費をかけない方がいい」と言われることがあります。しかしPoright代表 緒方(板金塗装一筋16年)は、この考え方には少し異議があると言います。
この記事では、「古い車に板金修理代をかける価値があるか」という問いに対して、年式・走行距離別の損益シミュレーションと、Porightが診断時に確認する4つのポイントを現場目線で解説します。
「修理費>車の市場価値なら廃車」という考え方の落とし穴
「査定額が8万円の車に、修理費6万円をかけるのは損」——こう考える方は多いのですが、板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方に言わせると、「車の市場価値(査定額)と、その車に乗り続けることの価値は全くの別物です」。
査定額は中古市場での売却相場です。しかし自分が乗り続ける場合に比較すべきは、乗り換えにかかる総コストです。中古車に乗り換える場合の最低コストを試算してみます。
- 車両代(軽・コンパクト中古): 50〜150万円
- 自動車取得税・自賠責・重量税・登録費用: 12〜18万円
- ディーラー諸費用(整備・納車): 5〜10万円
乗り換え最低コストは60〜80万円以上になることがほとんどです。修理費¥6〜8万と比較すれば、「古い車を修理して乗り続ける」選択の合理性が見えてきます。問題になるのは、その車があと何年・何km走れるかという「残余価値」の見通しです。「修理費だけで判断するのではなく、乗り換えにかかるコスト全体と比べてほしい」——Poright代表 緒方はお客様にこう伝えています。
年式別の損益シミュレーション — Poright での実例2件
一宮市のPoright(ポライト)に来られたお客様の実例を、具体的な数字で見てみましょう。
事例①:稲沢市 ホンダ フリード(GB3 / 9年・走行12万km)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状 | 左リアドア凹み+塗装キズ(下地露出あり) |
| 修理費 | ¥64,000・工期4日 |
| お客様の意向 | 「あと3〜4年は乗りたい」 |
| 年間換算コスト | ¥64,000 ÷ 3.5年 ≒ 約¥18,000/年 |
| 乗り換え最低コスト比較 | 60〜80万円以上(圧倒的に修理が有利) |
修理費を乗り続ける年数で割ると年間約¥18,000。乗り換え最低コスト60〜80万円と比較すれば、「修理して乗り続ける」選択は圧倒的にコスト合理性があります。このお客様は修理を選択されました。
事例②:一宮市 スズキ ワゴンR(MH55S / 11年・走行16万km)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状 | フロントバンパー右端擦り傷(下地露出あり・初期錆あり) |
| 修理費 | ¥28,000・工期1.5日 |
| お客様の意向 | 「あと1〜2年乗ってから廃車にする予定」 |
| 年間換算コスト | ¥28,000 ÷ 1.5年 ≒ 約¥18,700/年 |
| 修理しない場合のリスク | 錆が進行し修理費が2〜4倍になる可能性 |
走行距離が多いため「あとどれくらい走れるか」には不確実性があります。しかし「下地露出したキズを放置した場合、錆が進んで修理費が2〜4倍になるリスクもある」とPoright代表 緒方は率直に伝えます。梅雨や夏場の湿気で初期錆がある箇所は進行が早まります。キズを放置した場合の錆リスクを考慮して、このお客様も修理を選択されました。
愛知県一宮市・稲沢市・岩倉市エリアで同様のご相談を多くいただいています。「乗り換えか修理か」の判断は、修理費単体ではなく「乗り換えコストとの比較」で考えることが大切です。
Poright が診断時に確認する4つのポイント
「古い車かどうかに関わらず、Porightでは毎回同じ4つを確認しています」と板金塗装一筋16年のPoright代表 緒方は話します。
① 骨格(フレーム・ピラー)への損傷波及
外板の凹みが骨格まで達している場合、修理費が一気に跳ね上がります。「外板修理だけで済むか」の確認は特に重要で、骨格修正が必要な場合は費用を再試算した上で判断をお伝えします。古い車で骨格修正が必要な場合は「修理を選ぶ合理的な閾値」が変わってきます。
② 錆の浸透度
年式が古い車では、キズの周辺にすでに初期錆が広がっているケースがあります。表面だけ直しても内部の錆が残ると、数年以内に再修理が必要になります。Poright(一宮市平安1-6-2)では錆の浸透状況を確認し、必要に応じて防錆プライマーの施工も提案します。
③ 他パネルへの劣化連鎖リスク
一箇所修理しても、周辺が同様の状態になっている場合は「修理→また修理→また修理」という連鎖が起きる可能性があります。Porightでは周辺の状態も同時に確認し、連鎖リスクが高い場合は正直にお伝えします。
④ お客様の乗り続け意向(あと何年?)
「あと2年」と「あと5年」では修理の合理性がまったく変わります。Poright代表 緒方は「お客様に正直に話してもらえると、一番合理的な判断ができます。修理して乗り続ける方が得かどうか、一緒に計算しましょう」と言います。診断時に必ずヒアリングして判断材料を揃えます。
まとめ
- 「査定額より修理費が高いなら廃車」は誤り——比較すべきは乗り換え総コスト(60〜80万円以上)
- 年間換算で考える——修理費 ÷ 乗り続ける年数で年間コストを算出すると判断がしやすい
- 放置コストも計算に入れる——下地露出キズを梅雨・夏で放置すると錆進行により修理費が2〜4倍になるリスクがある
- Poright が確認する4点:骨格波及の有無・錆の浸透度・連鎖リスク・お客様の乗り続け意向
- Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)は診断時に率直な意見を提供——「修理より乗り換えが合理的」と判断した場合もはっきり伝えます
「この車に修理費をかける価値があるか」も含めて無料でご相談ください
LINEで写真を送っていただくだけで、修理費の概算と「乗り換えと比べてどちらが合理的か」をPoright代表 緒方が率直にお答えします。「直す価値がない」と判断した場合もはっきり申し上げます。お見積りはすべて無料。
株式会社Poright(愛知県一宮市平安1-6-2)/ 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)
著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年6月26日
監修: 株式会社Poright 代表 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)