最近、Poright(愛知県一宮市)への問い合わせで目立つのが、SUVオーナーからの板金相談です。ハリアー・RAV4・CX-5といった人気モデルは、愛知県内でも街乗りからアウトドアまで幅広く使われており、それだけ「ちょっとした接触傷」が日常的に発生します。梅雨どきは視界が悪くなり、駐車場での幅寄せ判断に迷うことも多くなります。実際、Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)に「6月になると入庫が増えるのはSUVの擦り傷が多い印象があります」と聞いた際、「確かに駐車場関係の相談は毎年この時期から増えますね」という答えが返ってきました。
SUVは車高が高く前後バンパーが張り出しているため、縁石・輪止め・壁との接触が起きやすい構造です。さらに、フェンダーアーチ(タイヤ周りの張り出し部分)は通常の板金修理と工程が異なり、見積もりの内容に戸惑うお客様も少なくありません。この記事では、18歳から板金塗装一筋のPoright代表 緒方(板金塗装歴16年)が、SUV特有の損傷パターンと修理の判断基準を現場目線で解説します。
SUVに多い損傷の3パターン
Poright(ポライト)に持ち込まれるSUVの修理依頼を分類すると、損傷の場所は概ね3か所に集中しています。
① フェンダーアーチ下端の接触傷
SUVは車体幅が広く、ハリアー(AXUH80)の全幅は1,855mm、RAV4(MXAA54)は1,865mmに達します。駐車場の輪止めや縁石は通常の乗用車を基準に設置されているため、SUVではフェンダーアーチの下端部分がこれらに接触しやすくなります。アーチ下端には樹脂モールが装着されているモデルが多く、軽微な接触ならモール交換のみで対応できますが、スチールパネル本体まで達すると板金塗装が必要です。「素地が露出しているかどうかが、すぐに対応が必要かの分かれ目です」と一宮の板金塗装専門店Porightの代表 緒方は言います。
② バンパーコーナーの凹み・擦り傷
ハリアーやRAV4はフロント・リアともにバンパーの張り出しが大きく設計されており、立体駐車場の支柱・隣の車のドアとの接触事故が起きやすいです。バンパー端のコーナー部分に凹みが入るケースが最も多く、Porightへの相談内容でも上位を占めます。樹脂製バンパーは亀裂の入り方によって修理工程が変わるため、程度の確認が重要です。
③ 車体下部・アンダーガードの引っかかり傷
CX-5(KF系)など一部のSUVはバンパー下部に樹脂製アンダーガードが装着されており、急な段差を乗り越えた際や車止めを乗り越えようとした際に、これが地面に引っかかって変形・破損することがあります。走行機能には影響ないケースが多いですが、外観を損なうため交換対応が一般的です。
代表・緒方の現場ノートから — 実例2件
「SUVは車体が大きいだけに、修理面積も脱着工数も増えます。ただ、ハリアーのフェンダーアーチはモール・ライナーの構造を正しく理解していれば怖くない。CX-5のソウルレッドは毎回気を使いますが」と Porightの職人、代表の緒方は話します。実際の施工データを2件ご紹介します。
| 項目 | ハリアー(AXUH80) | CX-5(KF2P) |
|---|---|---|
| 依頼者・エリア | 一宮市・40代女性 | 岩倉市・30代男性 |
| 損傷状況 | 右フロントフェンダーアーチ下端、縦8cm×横15cmの擦り傷・素地露出なし | リアバンパー左コーナー、直径20cmの凹み・クリア割れあり |
| 主な施工内容 | フェンダーライナー脱着・アーチモール脱着・サフェーサー・プラチナホワイトパールマイカ(070)3コート・ぼかし・磨き | バンパー脱着・引き出し・ソフトパテ・ソウルレッドクリスタル(46V)調色・クリア2層・磨き |
| 料金(税込) | ¥44,000 | ¥58,000 |
| 工期 | 2日 | 3日(調色確認含む) |
ハリアー(AXUH80)のフロントフェンダーアーチ修理では、フェンダーライナー(内側の黒い樹脂カバー)とアーチモールの両方を脱着する必要があります。「この2つを外さないと、素地面への塗装後にモールを戻したときに塗料が剥がれたり、ライナーの爪が割れたりします。段取りを惜しまないことが仕上がりに直結します」と板金塗装一筋16年の代表 緒方は言います。ハイブリッド車(HV)のAXUH80はフェンダー内部に高電圧系配線が通るケースがあり、ライナー脱着時には特に注意しています。
CX-5のソウルレッドクリスタル(46V)は、マツダ独自の多層構造塗料(ベースシルバー+透明ルビーレッド系顔料+クリア)で、経年変化による色の深みがカラーの魅力である一方、調色の難しさでも知られます。「経年したボディパネルに合わせるには、同じ比率で作っても色が浮いて見えることがある。3光源下で隣接パネルと比較しながら微調整するのが基本ですが、このカラーは特に手を抜けない」と代表の緒方は語ります。調色確認に丸1日を充てたことが工期3日の理由です。
板金か交換かの判断基準 — SUV固有の3ポイント
SUVの板金修理で「板金で直す」か「部品交換する」かの判断は、一般的な乗用車と同じ基準でほぼ対応できますが、SUV特有の注意点があります。Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)が現場で使う判断基準をお伝えします。
① フェンダーアーチ: モール損傷のみか、素地まで達しているか
フェンダーアーチの損傷で最初に確認するのは「樹脂モールの損傷だけか、その下のスチールパネルまで傷が届いているか」です。モールのみであれば部品交換(¥8,000〜15,000程度)で済むことが多く、塗装工程が不要なため費用を抑えられます。スチールパネルまで傷が達しており、塗料・下地の露出がある場合は板金塗装が必要です。特に梅雨時期は素地露出部分から水が入り、短期間で錆が広がることがあるため、早めの対応をお勧めしています。
② バンパー: 亀裂の長さと衝撃吸収材の状態
SUVのリアバンパーに亀裂が生じた場合、亀裂の長さが5cm以上になると修理後の強度維持が難しくなります。また、バンパー裏側の発泡ウレタン製衝撃吸収材(アブソーバー)が圧縮・変形しているケースでは、外見上の修理だけでは衝突安全性が落ちるため交換を推奨します。バンパー脱着時にアブソーバーの状態を必ず確認することが重要です。
③ センサー類の脱着と動作確認
ハリアー・RAV4の後期モデルはリアバンパーにパーキングソナー・バックカメラが組み込まれており、バンパー脱着修理の際にこれらのセンサー位置がわずかにずれると、再取り付け後に警告音が止まらなくなるケースがあります。板金修理後の動作確認まで含めた対応ができる業者かどうかを、事前に確認しておくと安心です。Poright代表 緒方(板金塗装一筋16年)はバンパー修理後のセンサー動作確認を必ず施工後に行っています。「仕上がりが綺麗でも、センサー確認を怠るとお客様に余計な手間をかけてしまう。そこまでが仕事です」と本人は話しています。
まとめ
- SUVに多い板金損傷はフェンダーアーチ擦り傷・バンパーコーナー凹み・アンダーガード変形の3パターン
- フェンダーアーチはモール損傷のみか素地まで達しているかで、修理工程と費用が大きく変わる
- ソウルレッドなど特殊カラーのSUVはバンパー修理でも調色に時間がかかるため、工期の確認が重要
- 後期モデルのバンパー修理はソナー・バックカメラの動作確認が含まれているかを確認すること
- 愛知県一宮市・岩倉市・稲沢市エリアのハリアー・RAV4・CX-5オーナーからの相談を、Poright(ポライト)は年間を通じて多数対応しています
ハリアーのアーチ傷、RAV4のバンパー凹み — まずはLINEで写真を
「板金か交換か迷っている」「ディーラーの見積もりが高すぎる気がする」そんな時でも、まずはお気軽にご相談ください。LINEで写真を送っていただければ概算をお伝えします。判断に迷われたら、現物を見せていただければPoright の率直な意見をお伝えします。
株式会社Poright(ポライト)愛知県一宮市平安1-6-2 / 月〜土 9:00-19:00(日祝定休)
著者: 安藤(Poright 事務スタッフ) / 公開日: 2026年6月11日
監修: 株式会社Poright 代表取締役 緒方 博紀(1992年生・18歳から板金塗装一筋、板金塗装歴16年)